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2014年1月26日日曜日

BCNR33精密測定

本日のM様。 
まずはコンロッドの 
重量合わせをしてから 
クランクの外径測定をして
当店オリジナルダミーヘッドを付けた状態で
新品N1ブロックの 
キャップボルトを規定トルクで締め付けし
マイクロメーターを1/1000mmまで0に合せてから 
ダイアルゲージの0出しをしっかりと行い 
親メタルの測定に入ります。 
同じく子メタルも0出しをしてから 
コンロッドボルトを規定トルクで締め付けし 
内径を1/1000mmまで測定していきます。
全てのニスモメタルを最適なクリアランスになるよう選択し
最終的にクランクが軽~く手で廻せることを確認 
お次は、新品N1ピストンを用意し 
ピストンの外径測定をしてから
ダイアルゲージの0出しを再度行い  
ダミーヘッドを付けた状態でシリンダーの内径を測定 
ちなみにダミーヘッドを外して測定すると、
全く違う数値になり、改めてダミーヘッドを付けた
状態での各部測定や加工の重要性を認識しました。
今回は、スペシャルな鍛造ピストンなどを使用せず、
純正部品で各部の精度を上げたP1エンジンを製作し
ノーマルとは全く別物のフィーリングに仕上げていきます。
M様、中古車屋作P1エンジンの完成まで
楽しみにお待ちください。