本日のT様
まずは圧縮のないエンジンを分解する前に
どういうバルタイで組まれているかをチェック
オイルパンもきれいだし
ピストンも問題なく再利用できそう・・・
クランクは念のため曲りの点検・修正で加工屋へ
N1ブロックも平気そう
となると何故圧縮が低いのか・・・
このリビルトエンジンは過去にオーバーヒートを起こし
ガスケットを今は無き1.8mmに交換されています。
バルブ廻りが白っぽいのが非常に気になります。
ヘッドもガッツリ面研されており
上がT様のヘッド、下が面研なしの状態
見た目で分かるってどんだけ??
カムのベース円をチェックしてカムを特定
シムも通常では使用しない最大の3.55mm
バルブはカーボンだらけで明らかに異常
ここまで分解した結果
腰下ではなく、ヘッドが問題
バルブクリアランスが狭すぎてご覧のように
吹き抜けを起こしているのが原因です。
これでは、かかりも悪く調子も悪いでしょう。。。
よってT様、作戦を変更いたします。
一度ご連絡ください。