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2009年9月18日金曜日

CARBOY取材

今日は、CARBOYの取材です。
主にECUセッティングについての取材です。
今日はちょっとその辺についてお話いたします。
先日もありました某有名ショップのデータが入っているECU。
内容がでたらめで、チューナー本人は燃料マップを変更している
つもりでしょうが、実は排ガスのデータを変更しているだけ。
またスロットルを早開きさせてみたりとこれでは車は速くなりません。
こんな内容のデータをあちらこちらで見かけます。
多分ユーザー様も速くなった気がしているだけで実際は・・・?
Z33などNAエンジンの場合ターボエンジンのようにブーストアップで
ごまかせません。変更すべきデータの目的の仕様に合せ変更する
必要があります。
しかし、最近の車のプログラムは個人レベルでの解析は困難です。
「分からないことは調べ、それでも分からないことは手を出さない」
それがお客様に対するチューナーの良心ではないでしょうか。
また現車合せについてですが、インジェクター、エアフロメーター等
を交換した場合、80~90%は計算でデータベースを作成できます。
残りの10~20%は仕様、部品の誤差等を合わせる作業です。
しかし、本来計算で作るべきところをトライ&エラーで作業している
ところが多いように見受けます。
正しい制御を理解せずチューニングは有り得ません。
尚、補足としてセッティングに必要なデータはECMの端子レベルで
はなく、ECMのデータバスラインのデータを計測して正確なセッティ
ングを実施していることを付け加えさせていただきます。
長くなってしまったので今日はこの辺で・・・。
では、実際にどのようにセッティングを行っているかまた機会があれ
ばお話させていただきます。